設計事務所Ｑ＆Ａ　Ⅱ

設計事務所の規模にもよると思いますが（大手事務所ではあまり実績はないようです）小規模の事務所なら殆どのところで受けて貰えるでしょう。個性ある住まいをお考えであれば是非設計事務所にご相談頂きたいと思います。

やはり設計事務所に頼もうと思っても設計料は一体どれくらいかかるのか心配になります。
一般的な算出方法に建設省告示１０２６号で報酬についての基準があります。
これは工事費を基に人工（係数）が決められていて業務内容や難易度を加味し算出されます。
一般的に住宅の場合で全ての業務を行った場合の設計監理費用は工事費の１割程度となります。尚、相談に応じます。一般に工事費が高くなれば設計料の割合は低くなります。

設計図通り工事が進むように施工者に設計意図を伝えたり、現場に施行状況、各部の仕様、寸法等の確認を行います。また、施工者から出された工程表、施工図、工事関係書類のチェックをして承認、承諾、若しくは是正を指導し工事を円滑に進ませます。世間で言う、現場監督員とは違うので、お間違えなく。
阪神大震災以降、欠陥住宅の問題や、監理不十分で竣工後に多々問題が発生したり、行政の完了検査を受けなかった為に、違法な箇所が公にならず火災によって何人もの人が亡くなられた事もありました。そんな事で、建築基準法、建築士法等が強化されより監理の重要性が指摘されております。

日本の年間住宅建設の半分以上は住宅メーカー、設計事務所が関与するのは全体の５～１０％程度です。
デザイン（芸術性）や地域性、景観に配慮した計画には自信があります。
それに構造体は木造以外も対応出来、材料等の選択も自由に出来ます。
どうしてもかなわないのが営業力。展示場があるのは最大の営業手段だと思います。
それと大手でなくとも設計料サービスをうたい文句にしているところが多い今日です。我々がサービスで、となったらご飯を食べていけなくなるのでとっても驚異です。但し、どのメーカーも設計の仕事をしている社員がいて毎月給与を貰っている事を忘れないで下さい。